法事、法要、四十九日などの仏事の慣習をわかりやすく解説しています。
法事・法要・四十九日がよくわかる

四十九日までの心得

香典返し

香典返しの時期は地域の慣習によって違いがありますが、四十九日法要の後に、喪主が会葬のお礼の挨拶を兼ねて送る場合が多いです。
香典返しは、香典の半分、あるいは三分の一程度の金額の品物が一般的です。
表書きは「志」か「満中陰志」、下に喪主の家名を書き、忌明けの挨拶状を添えて送ります。
香典返しに添える忌明けの挨拶状には、会葬のお礼、四十九日法要を済ませたこと、香典返しを送ったことなどを記します。

忌明けの挨拶状の文例
謹啓

先般 父 ○○ 永眠の際はご懇篤なご弔辞を戴きその上ご鄭重な御供物を賜り誠に有り難うございました
ご芳情のほど厚く御礼申し上げます

本日
  ○○○○信士
七七日忌法要相営みました
就きましては供養のお印までに心ばかりの品をお送りいたしましたので何卒ご受納下さいますようお願い申し上げます
先ずは略儀ながら書中をもって謹んでご挨拶申し上げます


敬具

平成○○年○月○日

○○ ○○

形見分け

故人が生前愛用していたものを、肉親やゆかりの方々に差し上げることを形見分けといいます。形見分けは四十九日を過ぎてから行うのが一般的ですが、高価な貴金属や美術品は相続税の対象となることがあるので注意が必要です。故人より年上の方には、本人からの希望がない限り贈らないのが礼儀です。

相続の注意

故人が遺した財産を受け継ぐことを相続といいます。
相続については民法により、法定相続人と遺産相続割合が定められています。法定相続人とは、配偶者・子供(第一順位)、父母(第二順位)、兄弟姉妹(第三順位)です。
財産の相続にあたっては、相続税の納付が必要となります。
相続税の納付期間は、故人が亡くなった翌日から10ヶ月以内で、一定の額までは税金がかからない基礎控除がありますので、税務署や税理士に相談するとよいでしょう。

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